症例(7)
初診時、患児は、11歳10ヵ月の女児で身長が144.0cm(-0.8SD)、骨年齢が12歳4ヵ月、Tanner(B/G) :Ⅲ、Tanner(PH):Ⅲ、初潮が11歳9ヵ月でした。低身長思春期発来であり、予測最終身長は147cmでした。
11歳10ヵ月から性腺抑制とプリモボラン錠内服を開始しました。12歳3ヵ月時の骨年齢が12歳4ヵ月、Tanner(B/G) :Ⅲ、Tanner(PH):Ⅲで、プリモボラン錠内服中止し、性腺抑制単独にしました。13歳5ヵ月時の骨年齢が13歳1ヵ月、Tanner(B/G) :Ⅲ、Tanner(PH):Ⅲでした。13歳11ヵ月(骨年齢13歳1ヵ月)になり患児の希望で治療を終了しました。終了時身長は149.4cm(-1.2SD)であり、その時点で約2.5cm改善しました。治療終了後も数センチの伸びが期待できました。