症例(6)
初診時、患児は、12歳2ヵ月の男児で身長が151.5cm(0.1SD)、骨年齢が14歳5ヵ月、Tanner(B/G) :Ⅳ、Tanner(PH):Ⅳでした。低身長思春期発来であり、予測最終身長は157.3cmでした。
12歳2ヵ月から性腺抑制とプリモボラン錠内服を開始しました。14歳7ヵ月時の骨年齢が14歳6ヵ月、Tanner(B/G) :Ⅲ、Tanner(PH):Ⅳであり、性腺抑制の効果が認められました。15歳5ヵ月時に患児の希望で性腺抑制を中止し、プリモボラン錠内服単独に変更し、16歳7か月になり保護者の希望で治療を終了しました。終了時身長は165.6cm(-0.8SD)でした。治療により身長は約10cm改善しました。